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人気NO.1!もっとも注目の第1位に踊らされない方法 | たまさきレポート

人気NO.1!もっとも注目の第1位に踊らされない方法

哲学

最近流行語大賞2020が発表されました。1位は「3密」。ではベスト10にランクインした流行語はなんでしょうか?

日本で1番高い山は富士山。その高さは3776m。では2番目に高い山とその高さは?

トップしか知られていない現状は悲しいです。2位も3位も頑張っています。多くの人はそういったランキングにも入れない「その他大勢」でしかないわけですから、トップだけを知って満足するのではなく「その他大勢」に目を向けてもいいのではないでしょうか?

ちなみに日本で2番目に高い山は北岳。高さは3193mです。日本で3000mを超える山は30もないのに、2番目ですら覚えている人は富士山を知っている人の数に比べて大きく減ってしまうでしょう。

1番しか売れない昨今の世相に悲しみを覚えるとともに自分もその傾向があると思ったので戒めのためにここに記します。

私がこのように思ったきっかけは1冊の本との出会いでした。それは『私は本屋が好きでした』と言う書店に関する本です。ヘイト本(例えば韓国や中国を蔑む内容の本)が書店で並ぶ理由を書店のシステムから説明する内容です。その中に本屋大賞についての説明がありました。

本屋大賞は全国の書店員が選んだ売りたい本をランキングで発表するコンクールです。これが発表されるとあらゆる書店で特設コーナーが設けられます。しかし、1位の本が圧倒的に売れます。2位や3位には注目が行きません。

売れるものがどんどん売れていき、売れないものはとことん売れないと言う二極化がくっきりしてきた世の中だなと思います。私はこの有名がどんどん有名になっていく現象がとても嫌いです。それは「トップにならないと売れない」「話を合わせるためにトップを知らないといけない」といった強迫観念がついてくるからです。

なぜトップがどんどん売れていくスタイルが定着したのでしょうか?それには1つ、インターネットの普及が影響してきているでしょう。

今までは情報が行き届かなかったのでしょう。地域によって偏りがあったのではないかと思います。関西ではAと言う商品が売れ、関東ではBと言う商品が売れていました。しかし、インターネットの普及により口コミの力が大きくなり、どちらの地域でもAが売れるようになりそれに伴い口コミもどんどん増えていきました。

そうなるとAとBのどちらを買うか迷っている人は評価の多いAを知らず知らずのうちに買ってしまうという仕組みが出来上がってしまったのではないかと思うのです。今一度商品やサービスを買うときに口コミやランキングに影響されていないかを考えてみてください。

みんなにとっての1番があなたにとっての1番であるとは限らないのです。

損失回避バイアスと言って、失敗や損をしたくないという思いは誰しもが持っていて当然の考えです。しかし、損をするかもしれないが挑戦してみる勇気もたまには必要でしょう。

今日の買い出しではいつも買っている安定の「富士山」ではなく、よくわからない「北岳」に挑戦してみてください。失敗しても話のネタになります。「やっぱり私には富士山があってるわ」と1位の凄さを実感するきっかけにもなります。ぜひあまり知られていない商品やサービスを手に取ってあげてください。

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